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10年後には・・・ [雑記]

「untitled」

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Pentax K-m, Tamron SPAF90mmF2.8Di

自分が朝日や夕日の美しい町に住んでいたら、それこそ元日の初日の出を撮ってやろう!、そんな気持ちにもなりましょうが、何せ東京の下町、初日の出を撮ってもちっとも面白くありません。

自転車を少し漕げば、河川敷に出て、遠くの風景を望めはしますが、幾ら暖冬とは言え、気温5度以下で、まだ太陽が出ていない暗い時間帯に河川敷に出て、寒さに耐えながらカメラを三脚にセットして朝日を狙っても何のメリットもない気がします。

またどうもあまのじゃくな面があって、季節の風物詩を撮るのはやぶさかではありませんが、皆が1つの目的に突き進んでいるようなイベントが嫌いなんです。ですから昨年の皆既日食でも、仮に休日を取れたとしても、喜界島に行く気も起こらないのです。

喜界島へ行くのなら目的は黒糖以外に考えられません。知り合いが喜界島出身で、以前、その黒糖で作られたお菓子を良く頂いていたのですが、これがまぁ美味!。単なる黒砂糖と胡麻を固めただけの板菓子なんですが、どうしてこんなにも奥深い味なのか!。

聞くところによると、喜界島の黒糖は有名菓子店が頭を下げて、仕入れたい程の代物だそうで・・・(栽培農家にもよるのでしょうが)。そして頭を下げに来ても、少量生産だからと言って断っちゃう凄さ。ねっ、皆既日食よりも黒糖の方が興味深いでしょう?。

話を元に戻すと、その手の国民が一丸となるようなイベント、この手の風景を撮るのはもうちょっと歳を取ってからでもいいかなぁと思うのです。

一写入魂、この言葉、あまり好きではありません。世の中、撮り渋りな人を多く見ます。良質な写真を得たいのだったら、そんな事を考えずに、撮って撮って撮りまくる、これが最善の道でしょう。ですから今のデジタル時代、メモリとバッテリーの許す限り、枚数を重ねられる、これは最高なんです。

でも10年後、645や6x6のブローニーフィルムを利用した中判カメラに三脚をおっ立てて、これだ!、と思う風物詩だけをそれこそ一写入魂な気持ちで撮影する、これはある意味、私の夢かもしれません。NHKの「行く年来る年」の映像のような、日本に生きていて良かった、いつか、そういう写真を撮りたいですね。


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